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デエビゴで悪夢を見るのはなぜ?添付文書に書かれた頻度と、続くときの相談の仕方
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デエビゴで悪夢を見るのはなぜ?添付文書に書かれた頻度と、続くときの相談の仕方

Marina Alekseichik
Marina Alekseichik
2026年8月15日 · 1 min read

デエビゴ(一般名:レンボレキサント)を飲み始めてから、悪夢や妙に生々しい夢が増えたと感じる方がいます。まず知っておきたいのは、添付文書には「悪夢」「異常な夢」が副作用として記載されているということです。あなたの体験がその副作用なのか、別の要因によるものなのかは、記事では判断できません。判断は、自己判断ではなく処方医と薬剤師の仕事です。

要点: 悪夢・異常な夢は、デエビゴの添付文書で副作用として記載されています(それぞれ1〜3%未満)。夢の内容がつらい、眠るのが怖くなってきた、金縛りや幻覚のような体験を伴う——そのいずれかがあれば、自己判断で服用方法を変えず、中止・減量・継続について、記録を持って処方医または薬剤師に早めに相談してください。

添付文書には何と書かれているか

デエビゴの電子添文(添付文書)では、夢に関連する副作用が頻度つきで記載されています。

記載されている副作用頻度の区分
悪夢1〜3%未満
異常な夢1〜3%未満
睡眠時麻痺(いわゆる金縛り)1〜3%未満
幻覚1%未満

数字の読み方には注意が必要です。「1〜3%未満」は臨床試験で報告された頻度の区分であり、あなた個人に起こる確率をそのまま示しているわけではありません。逆に、頻度が低いからといって、実際に起きているつらさが軽いという意味でもありません。

なぜ夢が印象に残りやすくなるのか

正直にお伝えすると、仕組みは完全には解明されていません。デエビゴは、覚醒を維持するオレキシンという物質の働きを抑えるタイプの薬(オレキシン受容体拮抗薬)です。オレキシン系は睡眠と覚醒の切り替えに関わっており、夢を伴う睡眠の構造が変わることとの関連が議論されていますが、「この仕組みでこうなる」と断定できる段階ではありません。

はっきり言えるのは二つです。夢に関する変化は添付文書に記載された既知の事象であること。そして、体験がつらいかどうかはあなたにしか分からないので、我慢比べをする必要はないということです。

金縛り・入眠時の幻覚のような体験との違い

悪夢と混同されやすいものに、睡眠時麻痺(意識はあるのに体が動かない、いわゆる金縛り)と、寝入りばな・目覚めぎわの幻覚のような体験があります。どちらも上の表のとおり添付文書に記載があります。医薬品リスク管理計画(RMP)などの安全性情報では、悪夢、睡眠時麻痺、幻覚といった症状が現れた場合、医師が投与継続の可否を慎重に判断するとされています。

怖い体験ですが、「自分だけがおかしい」わけではありません。起きたことをそのまま医療者に伝えてください。伝える際は「悪夢」「金縛り」「幻覚のようなもの」を区別して説明できると、判断の材料として役立ちます。

医療者に相談するとき、何を伝えるか

「悪夢を見ます」だけよりも、次の情報がそろっていると相談が具体的になります。

記録する項目伝える内容の例
時期服用開始から何日目に始まったか、毎晩か時々か
内容のつらさ目が覚めるほどか、寝るのが怖くなっているか
服用状況服用時刻、食事との間隔、飲酒の有無
併発する体験金縛り、幻覚のような体験、日中の強い眠気
翌日への影響眠気、気分、仕事や運転への支障

中止・減量・継続の判断は必ず医療者が行います。悪夢がつらいからといって自己判断で急にやめたり、逆に「副作用くらい我慢すべき」と一人で抱え込んだりする必要はありません。

夢のつらさは、薬の話だけでは終わらないことがある

なお、悪夢や浅い眠りの背景には、薬とは別の要因(強いストレスや不安、不規則な睡眠スケジュール、「今夜も眠れないのでは」という緊張など)が関わっていることがあります。薬の調整だけで夢の問題が終わらない場合、睡眠そのものの土台を整えるアプローチが選択肢になります。

国際的な診療ガイドラインでは、慢性不眠症に対して認知行動療法(CBT-I)が第一に推奨されています(Qaseem 2016)。CBT-Iは、就寝・起床時刻の整え方、寝床と「眠れない緊張」の結びつきをほどく方法など、行動面から睡眠を立て直す体系的な方法です。デエビゴを続けるかどうかとは独立に、医療者と相談しながら並行して取り組めます。

詳しくは、デエビゴが効かないと感じたときの整理と、睡眠のための認知行動療法(CBT-I)ガイドも参考にしてください。

Zomniは、睡眠日誌とCBT-Iの考え方に基づく構造化されたエクササイズを提供するウェルネスアプリです。医療機器ではなく、診断や治療、薬の調整の代わりにはなりません。デエビゴを服用中の方は、医療者の指示を優先しながら、行動面のサポートとして活用してください。

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参考文献

  1. 医薬品医療機器総合機構(PMDA). デエビゴ錠 添付文書・関連情報
  2. Qaseem A, et al. Management of Chronic Insomnia Disorder in Adults. Annals of Internal Medicine. 2016. DOI: 10.7326/M15-2175

免責事項

本記事は情報提供のみを目的としており、医学的な助言、診断、治療の代わりではありません。デエビゴの服用量、服用方法、中止については、必ず処方した医師または薬剤師にご相談ください。

著者について

Marina Alekseichik
Marina Alekseichik

Zomni 共同創業者。Zomni のために睡眠科学の研究情報をキュレーションしています。

Zomniは健やかな睡眠習慣をサポートするウェルネスアプリです。本ブログの内容は情報提供を目的としており、効果には個人差があります。健康上のご不安がある場合は、かかりつけ医にご相談ください。

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